白石聖

昨年放送されたドラマ『絶対正義』(東海テレビフジテレビ系)で見せた圧巻の演技で、「コンフィデンスアワードドラマ賞」新人賞を受賞するなど、98年生まれの“奇跡の世代”と呼ばれる役者たちの中でも、実力No.1の呼び声が高い注目の女優、白石聖しらいし・せい)。

今年はドラマ恐怖新聞』(東海テレビフジテレビ系)の主演を務め、10月10日にはファースト写真集『白石聖 2016-2020』(ワニブックス)を発売した。

そんな彼女の写真展『-COLOR-(カラー)白石聖×関根一弘』が、東京・渋谷のtokyoarts galleryにて、今月29日まで開催されている(開場は正午~午後8時で入場無料)。しらべぇ取材班では今回、同会場で白石にインタビューを実施。写真展の見どころ、撮影の思い出など話を聞いた。


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■写真展開催の経緯

―――今回の写真展はどういった経緯で開催されることになったのですか?

白石:いつもお世話になっていて信頼しているメイクさん、衣装さんとのチームで、何か作品を残したいという思いがずっとあって。


その中で、写真集とはまた違うテイストの写真の写真展をやってみませんか? というお話をいただいたので、写真として芸術的に、アーティスティックな部分で、21歳の私を収めてほしいと思い、やらせていただくことにしました。


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■「何色にも染まらない」は今も変わらない

白石聖

―――写真家の関根さんは今回の写真展について、「何色にも染まる彼女と、何色にも染まらないという強い意志を秘める彼女を撮影したかった」とコメントを出されています。白石さんはこれを聞いて、どのように思いましたか?

白石:「何色にも染まらない」というのは、私が雑誌の取材で、女優の仕事をしていく上でのポリシーを一言で書くという企画があったときに書いた言葉なんです。


私は今でも変わらずそう思っていて、女優の仕事をしていく中で、変わりたくないという思いが根本にあります。でも、作品ごとには別人に映っていたらいいなと思っていて。関根さんのコメントを聞いて、今回撮ってくださった写真にも、私のその部分が秘められていたんだと改めて感じて嬉しくなりました。


今回の写真展のタイトルが『-COLOR-(カラー)』となっているように、真っ白スタジオで、シックな黒い衣装を着て撮影したり、私の中のいろんな表情を色に喩えて引き出してもらいました。


■頑張って良かったと思える作品に

白石聖

―――関根さんが撮られた写真を見てみて、どのような印象を持ちましたか?

白石:関根さんが撮られる写真は、色がすごく綺麗。九十九里浜で撮影した写真は、同じ海で撮ったものでも、写真によって印象が全く違っていて。


じつはこの日はすごい暴風で、痛いくらい砂を吹きつけられたり、髪がすごく乱れたりして、大丈夫なのかなと思っていたのですが、出来上がった写真を見させていただくと「風がいいスパイスになっておる…!」と思いました(笑)


ロケーションも素敵で「ここは本当に日本?」と思うくらい、空と海の青と崖を照らす日のオレンジの色合いがすごく綺麗でした。風が強くて砂も痛かったけど、頑張って良かったなって思える作品になりました。


―――関根さんとの撮影はいかがでしたか?

白石:気さくにお話をたくさんしていただいて、これから撮る写真についても、写真とは全く関係のない話もしてたかな?


3年前に雑誌の撮影でご一緒したときの話もさせていただいたのですが、そのときもお話しながら撮っていただいた印象がありました。雑談とシャッターを切っている撮影中のメリハリがあって、安心できる空間を作っていただきました。


■表情筋が柔らかくなった?

白石聖

―――白石さんは役者として、普段は映像の中で表現されていて、静止した一瞬を切り取る写真とは表現の仕方にも違いがあるのかなと思います。写真を撮られることの難しさは感じますか?

白石:写真を撮られるときは、ポージングが難しいなと思うのですが、今回は自然体を撮ってもらったので、あまり固く考えずにいられました。普段、決めポーズを撮るときはどうしたらいいのかわからないことが多いです(笑)


―――写真を撮られるときの照れ臭さのようなものはありませんか?

白石:今はあまりないと思います。でもデビューしてすぐの頃は、笑い方がわからなくて、ガチガチでした。そのときに比べると、表情筋がだいぶ柔らかくなったと思います(笑)


■撮影の記憶が蘇っていく感覚

白石聖

―――写真は一枚単位で見るのと、こうやって写真展のように連なって見るのとでは、感じ方が変わると個人的に思っていて。白石さんは今回の会場を最初に見たときはどのように思いましたか?

白石:お部屋が真っ白で、写真たちの色がすごく綺麗に映えているなと思いました。


こうやって並んでいるところを見るのは今日初めてなのですが、真ん中に大きなサイズの写真があって、その周りに小さなサイズの写真が散らばるように置かれているので、撮影のときの記憶が蘇っていくような感覚もあります。


■白石聖が伝授する写真展の周り方

白石聖白石聖白石聖

―――では最後に、白石さんが思う今回の写真展を鑑賞する上でのポイントがあれば、ぜひ教えていただきたいです。

白石:まず、周り方は時計回りで、一番最初に見てもらうのが海で撮影した写真のゾーン。ここでは爽やかさを感じていただいて(笑)


次に進むと、白いスタジオで黒の衣装を着て撮影した写真のゾーンで、これは今まで撮ってもらったことがないテイストの写真だから、誰もまだ見たことがない私ということで、意外性を感じていただけるかなと思います。


その次のゾーンは各場面の写真をピックアップしたゾーンで、1点ものの作品の入札に参加していただいたりして、次は撮影の合間に撮ったオフショットゾーンです。こちらは日替わりなので、ぜひ楽しんでください。


最後はピンクの衣装を着た華やかなゾーンで、幸せなオーラを感じていただいて、出入り口の横のモニターで流れてる映像もここでしか見られないものなので、こういう感じで撮ったんだなと思いながら締め括っていただければと思います(笑)


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(取材・文/しらべぇ編集部・野瀬 研人

白石聖「何色にも染まらない」 女優としてのポリシー秘められた写真たち


(出典 news.nicovideo.jp)

白石 (しらいし せい、1998年8月10日 - )は、日本の女優。 神奈川県出身。芸映プロダクション所属。 高校2年の夏休みに、原宿の竹下通りでスカウトされ、芸能活動をスタート。 2016年6月にドラマ『AKBラブナイト 恋工場』(テレビ朝日)で女優デビュー。
37キロバイト (4,695 語) - 2020年11月24日 (火) 11:27



(出典 hominis.media)